
中国社会科学院民族学与人類学研究所・中央民族大学中国少数民族研究中心の主催により、11月2日から5日まで中央民族大学において開催された国際会議「遼夏金元歴史文献国際研討会」(International Conference on the Qidan, Tangut, Jurchen and Mongolian Historical Records)に出席してきた。科研費・基盤B「前近代東アジアにおける文書とその伝来に関する比較史的研究」(代表:坂上康俊)に基づく、成果報告のための出張。「蒙元歴史和考古」のセッションで「従《霊巌寺聖旨碑》看蒙元時期硬訳公牘文体的程式化」と題する報告を行った。運営事務局の聶鴻音・孫伯君両氏の労に感謝したい。

会議登録日の日中,通州まで足を運び,通州博物館・三教寺(通州文廟・燃灯塔・佑勝教寺・紫清宮)や通恵河(写真)を参観・踏査。また,保定へのエクスカーションには参加せず,その間,万寿寺(北京芸術博物館)参観と書籍巡りを行った。北京は滞在中通じて爽やかな秋晴れであった。こういった時に教学用の写真を撮りためたいものだ。
2008.11.07 ▲

東北亞歴史財團・韓日文化交流基金主催による韓日國際學術會議「蒙古의 高麗・日本 侵攻과 韓日關係」(写真・上)に出席するため,韓国に出張。会場は安東市にある韓國國學振興院。南基鶴氏の報告「蒙古의 日本 侵略과 日本의 對應 −高麗와 日本의 관계에 유의하여−」に対するコメントを担当。
座長・報告者・討論者として参会した研究者は,韓国側が孫承戞ν在範・尹龍爀・南基鶴・張翼東・李薫・金普漢の各氏,日本側が村井章介・森平雅彦・佐伯弘次・榎本渉の各氏及び小生であった。また,開会から閉会まで同時通訳が用意されていたが,その水準の高さはさすがであった。残念ながら,日本では望むべくもない。

会議開始前に儒教文化博物館を参観し,翌日は,陶山書院(写真・下)とハフェマウルを訪問。
2008.10.26 ▲

「斉魯文化与昆嵛山道教国際学術研討会」終了後,山東省濰坊市・臨胊県・平度市において「碑刻史料等の分析による金元代華北における地方文書行政と地域社会の相互関係の研究」に基づく碑刻調査を行った。東鎮廟(写真)・一孔橋・崔世栄墓・智蔵寺塔林などを訪問。
2008.10.17 ▲

山東省煙台市牟平区で開催された「斉魯文化与昆嵛山道教国際学術研討会」に出席するために中国へ出張。科研費・若手B「碑刻史料等の分析による金元代華北における地方文書行政と地域社会の相互関係の研究」に基づく出張。
26本の発表と中国の国際会議としては比較的小規模だが,分科会に分かれないメリットを強く感じた。写真は開幕式の模様。二日目の午後に「両通寧海王令旨与蒙元時期的昆嵛山全真道」と題して報告。

二日目午前はエクスカーションに当てられ,養馬島天馬広場・張顔山故居・范園(玄都宮址)・雷神廟・神清観・煙霞洞(写真)を訪問。学会終了翌日の解散後,牟平全真文化研究中心の劉学雷氏の計らいで,周立昇氏(山東大学)・張広保氏(中国社会科学院)・趙衛東氏(山東師範大学)・戴少鈞氏(青松観全真道研究中心・中山大学)とともに,神清観・嶽姑殿にて調査。二度にわたる神清観での視察で,発表で利用した令旨二通の残碑その他元碑を検分することができた。
2008.10.17 ▲
