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 2007年8月16〜17日,韓国学中央研究院(韓国城南市)で開催された国際学術会議「13-14세기 동아시아의 법과 사회 −『至正條格』출판기념−」に参加してきた。校費による出張。
 2002年,韓国慶州で発見されて以来,関連研究者の強い注目を浴びていた,元刊残本『至正條格』がついに公開されるということで,強行スケジュールも厭わず,出席してきた。
 影印本・校註本(後者は研究篇も含む)全二冊の刊行を慶ぶとともに,過密スケジュールの中,校註・研究を行い,公刊にこぎ着けた研究者の方々に敬意を表したい。
 学術会議では,韓国人研究者から박병호・허흥식・李玠奭・金浩東・金文京・安承俊・魏恩淑,外国人研究者から,陳高華・李治安・植松正・洪金富・Bettine Birgeの各氏が報告を行い,新史料を前にした興奮そのままに,討論も熱気を帯びたものとなった。会議の性質上,規模としては大きくないものの,韓国の研究者・大学院生が多く来会し,海外からは森田憲司・櫻井智美・趙・特木勒の各氏の出席があった。
 蔵書閣では件の『至正條格』原本や各種古文書・典籍を実見させて頂いた。
 今後,加速するであろう関連研究の展開への期待,そしてさらなる新史料の出現への期待に胸ふくらんだ二日間であった。

2007.08.21 
 雲南・四川における国際会議・調査の後,北京へ。第一の目的は,現地研究者との情報交換。中国社会科学院民族学与人類学研究所・歴史研究所,北京大学の研究者と面会し,各種情報の交換を行い,また今後の共同調査の計画について打合せすることができた。北京訪問中の井黒忍氏・渡辺健哉氏,台北から訪問中の許正弘氏とも会うことができ,それぞれの会食は賑やかなものとなった。
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 第二の目的は,書肆における資料収集。日程の制約から十分とは言い難いものの,一定程度の収集を達成した。理想をいえば書肆巡りに丸三日確保したいところだ。海淀の面貌が一新されていた。写真は新たにオープンした中国書店。

2007.08.21 
 昆明で開催される国際会議の前後に雲南・四川での調査を行った。校費による出張。福岡−ソウル−昆明−晋寧−昆明−双流−峨眉山−楽山−成都−都江堰−成都−北京という行程。
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 学会前は,昆明市内と晋寧県において,これまで未踏査の史跡の訪問,ならびに踏査済みだが様々な事情により未確認の元代文物の実見を目的とした。晋寧では鄭和公園,昆明では筇竹寺・圓通寺及び西山の太華寺・華亭寺等を訪問。写真は西山から望見した滇池。念願のアルグ令旨が実見できたのを始め,収穫があった。
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 昆明から成都に飛び,成都空港(双流)から直接峨眉山へ移動。峨眉山の宗教建築群や峨眉山博物館を調査。楽山で楽山大仏(写真)や仏寺等を調査して成都に戻る。
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 都江堰では水利施設と青城山の宗教建築群を調査。成都では青羊宮・武侯祠博物館・文殊院等を調査。

2007.08.21 
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 2007年8月6日〜7日,中国雲南省昆明市において開催された「中国蒙元史学術研討会曁方齢貴教授90華誕慶祝会」に参加してきた。校費による出張。
 3日,福岡からソウル乗り継ぎで昆明入り。昆明・晋寧における調査を行い,5日午後,蓮花賓館にてレジストレーションを済ませる。6日午前,雲南師範大学にて開幕式。記念撮影の後,西南聯大校史陳列館,一二・一運動紀念館におけるエクスカーション。午後,討論会。7日は終日討論会。午前,報告を行う。討論会の後,劉迎勝氏による総括を以て閉会する。8日早朝,昆明を発つ。

2007.08.12 
 固原で開催される国際会議の前後に寧夏・甘粛・陝西における調査を遂行することとした。国際会議における成果公表に同じく,科研費・若手B「碑刻史料等の分析による金元代華北における地方文書行政と地域社会の相互関係の研究」に基づく。会議の集合地点・開催地の銀川・固原,調査の拠点となる蘭州・西安へは,福岡からの直行便はない。このほかの諸条件を勘案し,福岡−上海−銀川−蘭州−臨洮−蘭州−固原−畍察欷埜供殃仁叩泅畧遏蘖兵−乾県−西安−周至(盩厔)−西安−青島−福岡という行程を組んだ。銀川−蘭州−臨洮−蘭州−固原の行程においては,寧夏大学の杜建録氏が同行して下さり,格別の手配を頂いた。また,銀川から西安までの全行程にわたって,山西大学で訪問研究中の井黒忍氏が同行してくださり,西安・周至のほとんどの行程には,南開大学留学中の山本明志氏が同行してくださった。ここにお礼申し上げる次第である。
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 銀川では,西夏王陵(写真)・寧夏回族自治区博物館・寧夏大学等を訪問。寧夏回族自治区博物館は来年新館がオープンする予定。蘭州では,甘粛省博物館・蘭州市博物館・甘粛省古籍文献整理編訳中心・白塔山公園・王保保城等を訪問。関連文物の調査を行ったほか,関連研究者や大学院生と情報交換・学術交流を行った。臨洮では,臨洮県博物館(嶽麓山)・宝塔寺を訪問。博物館の展示室は閉室していたが,いくつかの寺廟の現状を確認することができた。
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 学会終了後,固原を発ち,三泊かけて西安へ出る行程。安西王の季節移動にほぼ重なるルートである。平涼では,平涼市博物館を訪問するが,あいにく休館。同館は,明代韓王府の跡地を利用した宝塔博物園という公園の敷地内にあり,明代の宝塔・牌坊等が現存しており,これらは検分可能であった。畧遒任蓮畧邯博物館(城隍廟)・水泉寺跡(大雲寺博物館建設用地)・王母宮石窟を訪問。目当ての元碑・金鐘を実見することができた。現地の文物地図に掲載されていた史天沢墓については,博物館・史跡の職員その他の方々に聞き込みをおこなうものの,よくわからないままに終わる。そもそも,石家荘にあったはずなのに,といぶかしく思う。なお,帰国後インターネットで情報収集するとこのような記事がみつかった。畧鄂猯影,夕刻から夜にかけての大雨のため街が水浸しになった。夕食をとったレストランからホテルまで街を迂回することとなったが,無事辿り着くことができ,また結果として県城とその周辺の地形を知悉することとなった。
 畧遒鯣ち,甓呂棒たれた峡谷・山間をバスで移動。長武・彬県を経て永寿に出ると平原が広がる。関中平原だ。乾県では,呉山寺・乾陵・乾陵博物館・懿徳太子墓博物館等・楊漢郷小学・趙后廟・洪教院を訪問。呉山寺の元碑は懿徳太子墓博物館の碑林(写真)に移管されていた。そのほか,郊外に点在する金元碑を実見することができた。タクシーの習師傅の協力に感謝したい。楊奐墓や永寿の飛び地である店頭鎮にも元碑が現存するという情報を得ていたが,時間の関係から割愛。
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 周至では,楼観台の宗聖宮(写真)・説教台,丹陽観や王保保墓を訪問。楼観台には,多数の元碑が現存している。西安では,小雁塔公園の敷地内に今年五月開館したばかりの西安博物院を訪問。西安地区の文物の量と質に圧倒される。モンゴル史・元代史研究者としては賀氏墓出土品が圧巻。また,元碑を求めて長安区博物館まで足を伸ばすが,何と所蔵品のデータ登録のため臨時休館。
 今回の出張でも,現地研究者との交流,博物館所蔵品の検分,史跡・景観調査,碑刻実見において多大な収穫を得ることができた。

2007.07.30 
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 2007年7月20日〜23日,中国寧夏回族自治区固原市において開催された「成吉思汗与六盤山国際学術研討会」に参加してきた。科研費・若手B「碑刻史料等の分析による金元代華北における地方文書行政と地域社会の相互関係の研究」の成果発表に係る出張。
 20日,杜建録氏・井黒忍氏とともに,蘭州から固原に移動。昼頃到着し,レジストレーションを済ませる。21日午前,開幕式の後,全体大会において報告。午後は,畍擦飽榮阿掘は使彁街鳩劃浩紀念館・涼殿峡におけるエクスカーション。畍伺顱22日午前は,野荷谷・安西王府遺跡(開城遺跡)におけるエクスカーションを経て,固原市へ帰着。午後は,全体大会の後,分科会。第二会場の「元代歴史文化」を聴講。日本からは山本明志氏・井黒忍氏が発表。23日午前,戦国秦長城・固原市博物館におけるエクスカーションの後,閉幕式。大半の参会者は学会が用意した車で銀川に戻って解散するが,甘粛東部から西安にかけて調査を行うため,午後,固原市バスターミナルから平涼へ向かう。

2007.07.29